名刺・フライヤーのデザイン
印刷物デザインがデジタルと異なる理由
デジタルデザインはRGBカラーモデルで、光の三原色で色を表現します。
一方、印刷物はCMYKカラーモデルで、4色のインクで表現します。
この違いを知らずにデザインすると「画面では鮮やかなのに印刷したら地味になった」という問題が起きます。
名刺デザインの基本
日本の標準名刺サイズは91×55mmです。解像度は最低350dpi(300dpiでも可)が必要で、
全辺に3mmの塗り足し(ブリード)を設定します。
塗り足しは裁断のズレで白フチが出るのを防ぐための余白です。
テキストは端から3〜5mm内側に配置し、裁断で切れるリスクを防ぎましょう。
RGB vs CMYK(色モード)
RGBで作ったデザインをCMYKに変換すると色が変わることがあります。
特に蛍光ピンク・鮮やかなオレンジなどの高彩度の色は印刷で大きく変わる場合があります。
なぜこの差が生まれるのか。RGBは「光の三原色」で、
色を重ねるほど明るくなる「加法混色」です(赤+緑+青=白)。
CMYKは「インクの四原色」で、色を重ねるほど暗くなる「減法混色」です(色インクを重ねると光が吸収されて黒に近づく)。
この物理的な仕組みの違いにより、RGBで表現できる鮮やかな蛍光色はインクでは再現できません。
デザインツールの画面で鮮やかに見えた色が印刷でくすんで見えるのはこのためで、
「画面と印刷物で色が違う」という問題の根本原因です。
Canvaでは「ファイル形式」→「印刷用PDF(CMYK)」でエクスポートすることで対応できます。
印刷入稿の前に、必ず印刷用プレビューで色を確認しましょう。
フライヤーのデザインルール
フライヤー(チラシ)はA4・A5サイズが一般的で、
手渡し・掲示・ポスティングなど近距離で見られます。
名刺と同様に印刷ルールが適用されますが、追加で以下の点が重要です。
「何のイベントか(タイトル)」「いつ・どこで(日時・場所)」「誰に向けて(ターゲット)」「どうすれば参加できるか(CTA)」の4つを視覚的な重みで整理します。
見出しは掲示を想定して最低24pt以上とし、
10〜15秒で内容が伝わるレイアウトを目指しましょう。
名刺に必ず入れる情報
名前(フリガナも推奨)、肩書き・役職、会社名またはブランド名、
メールアドレスは必須です。電話番号・SNSのURL/QRコード・ロゴは状況に合わせて追加しましょう。
まとめ
印刷物デザインはRGB/CMYKの色モード、
解像度(350dpi)、塗り足し(3mm)、
テキスト安全圏(端から3〜5mm内側)の4点を押さえれば、
入稿トラブルの多くを防げます。
上記項目に気をつけながら、Canvaで自分の名刺デザインを1枚作りましょう。
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