フォントの種類と印象(明朝・ゴシック・セリフ・サンセリフ)
フォントひとつで「空気感」が変わる
同じ「丁寧に作りました」という文章でも、フォントが変わるだけで受け取る印象がまったく異なります。
明朝体で書かれていれば格式や品格を感じ、丸ゴシックで書かれていれば親しみやすさと温かみを感じます。
「なんかかっこいい」「なんか安っぽい」という印象の違いの多くは、
フォントが原因です。
日本語フォントの2大分類
明朝体は縦線が太く横線が細い、端に「うろこ」と呼ばれる飾りがある書体です。
品格・伝統・文学的な印象を持ち、書籍・高級ブランド・格式ある案内状などに使われます。
代表的なフォントにはヒラギノ明朝・游明朝・源明朝があります。
ゴシック体は縦横の線の太さが均一で、装飾のないシンプルな形が特徴です。
現代的・清潔・読みやすいという印象を与え、デジタル媒体全般・プレゼン資料・SNS投稿に広く使われます。
代表フォントはヒラギノ角ゴ・Noto Sans JP・游ゴシックです。
欧文フォントの2大分類
セリフ体(Serif)は文字の端に小さな飾り(セリフ)がある書体で、
明朝体の欧文版に相当します。格式・信頼・伝統の印象があり、
新聞・書籍・高級ブランドなどに使われます。Times New Roman・Garamond・Georgiaが代表的です。
サンセリフ体(Sans-serif)は装飾のないシンプルな形で、ゴシック体の欧文版にあたります。
モダン・クリーン・親しみやすいという印象を持ち、
デジタル全般・スタートアップ・テクノロジー系に向いています。
Helvetica・Futura・Roboto・Interが代表例です。
フォント選びの3つの基準
選ぶフォントを迷ったときは、媒体・ターゲット・視認性の3点から考えましょう。
デジタル(スマホ・PC)で使うならゴシック体・サンセリフが読みやすく、
印刷物(書籍・高級冊子)なら明朝体・セリフ体が美しく映えます。
カジュアルで若者向けのブランドには丸ゴシック・サンセリフが合い、
格式高い・年齢層が高めのターゲットには明朝体・セリフ体が適しています。
小さいサイズで使うテキストはゴシック体・サンセリフが細部を潰れにくく、
大きい見出しではどちらを使っても問題ありません。
まとめ
フォントは「きれいかどうか」ではなく、「何を伝えたいか・誰に届けたいか」で選ぶものです。
明朝/セリフは格式と品格、ゴシック/サンセリフは親しみやすさと視認性。
それぞれの特性を覚えておきましょう。
同じ文章(例:「はじめてのデザイン」)をこのページで出てきたフォントで表示し、印象の違いをメモしてみましょう。
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