近接:関係するものをまとめる
近いものは「仲間」に見える
人は無意識に「近くにあるものは仲間」と認識します。
これはゲシュタルト心理学の「近接の法則」として知られており、
デザインで最も強力な原則の一つです。関連する情報を近づけ、
関連しない情報は離す。ただそれだけで、情報の整理度が大きく変わります。
❌ 近接なし
混在→グループが見えない
✅ 近接あり
同じ色を近づける→一目瞭然
情報のブロック化
チラシや資料を作るとき、まず情報を「グループ」に分けることから始めましょう。
① 伝えたい情報をすべて書き出す
② 関連する情報をグループ分けする(3〜5グループが目安)
③ グループ内の間隔をグループ間より狭くする
グループ内の間隔とグループ間の間隔の比率は、
1:3 を目安にすると自然なまとまりが生まれます。
❌ 等間隔(近接なし)
全要素が等間隔
✅ グループ化(近接あり)
グループ間 > グループ内 の余白
近接と余白は表裏一体
近接の原則を実践すると、自然と「意味のある余白」が生まれます。
グループとグループの間の空間が「ここで話題が変わる」というサインになります。
余白を「何もない空間」ではなく「情報を区切る記号」として意識しましょう。
よくある失敗は、すべての要素を等間隔に並べてしまうことです。
等間隔では近接が機能せず、情報のグループが視覚的に伝わりません。
デザイナーの実践的な目安として、グループ間の余白はグループ内の間隔の3倍以上にすることが基本です。
例えばグループ内の行間が8pxなら、グループ間には24px以上の余白を入れます。
この「3倍ルール」を意識するだけで、どこからどこまでが「ひとまとまり」かが視覚的に明確になります。
Canvaなら段落間スペース・Figmaならオートレイアウトのgapで調整できます。
まとめ
近接の原則は「関連するものを近づけ、関連しないものを離す」というシンプルなルールです。
グループ間に意識的に余白を作るだけで、情報の読みやすさが大きく向上します。
Canvaで簡単なデザイン(イベント告知・自己紹介カードなど)を作り、グループ間の余白を意識的に「広めに」設定してみましょう。
NEXT STEP
次は「整列:見えない線を揃える」続けて読む →