視線の流れ:Z型・F型レイアウト
視線は「パターン」で動く
人の目は何もない状態では、ある程度予測可能なパターンで動きます。
このパターンを理解することで「見てほしい順番に情報を届ける」レイアウトが設計できます。
人は「左から右、上から下」という読み順の習慣を持っています。
アイトラッキング研究によって、テキストの多いページではFパターン、
画像・ビジュアル中心のページではZパターンに近い動きが確認されています。
Z型レイアウト
Z型の視線の流れは「左上 → 右上 → (対角線)左下 → 右下」です。
テキスト量が少なく視線を誘導したい場面(広告・バナー・LPのファーストビュー・チラシ・SNS投稿)に向いています。
この流れを踏まえると、左上にはロゴ・ブランド名、
右上にはサービス名・キャッチコピー、左下には説明・補足、
右下にはCTA(行動を促すボタン・申し込み情報)を置くと自然な視線誘導になります。
Z型 — バナー・チラシ・SNS投稿(少ない情報)
重要情報は①②③④の四隅に配置。視線は自然にZを描く。
F型レイアウト
F型の視線の流れは「最初の行(左→右)→ 2行目(左→右、
短め)→ 左端を縦に流し読み」です。テキスト量が多くスキャン読みをする場面(ブログ・ニュースサイト・テキスト多めのLP・レポート)に向いています。
F型を意識する上で重要なのは、重要情報は必ず左側・上側に配置することです。
右端・下部は見落とされやすい場所です。各段落の冒頭(左端)に最重要キーワードを持ってくると読まれやすくなります。
F型 — LP・記事ページ・長文コンテンツ(多い情報)
1行目: 最初に全体を横断してスキャン
2行目: 少し下がって再度横断(短め)
3行目以降: 左端だけを縦にスキャン
重要情報は左端・上部に集中させる。右端は読まれにくい。
どちらを選ぶか
コンテンツ量が少ない(バナー・チラシ・SNS)ならZパターン、
コンテンツ量が多い(記事・LP・資料)ならFパターンが適しています。
どちらでも共通のルールは「重要情報は左側・上側に置く」ことです。
右下は最後に見られる場所、またはそもそも見られない場所だと覚えておきましょう。
デザイナーが実際に活用するポイントを補足します。
Zパターンの場合は、最も伝えたいメッセージ(CTA・価格・キャッチコピー)を④の位置(右下)に置くのが定石です。
視線が①→②→③→④と流れたとき、最後に目に入るものが「行動を促す要素」であれば、
自然な誘導が生まれます。Fパターンの場合は、各段落の冒頭(左端の最初の1〜2語)にキーワードを置く「F型ライティング」と組み合わせることで、
スキャン読みでも要点が伝わるコンテンツになります。
まとめ
視線のパターンを理解すれば、「重要情報をどこに置くか」を論理的に決められます。
少ないコンテンツにはZ型、多いコンテンツにはF型を基本に、
左上・左端に重要情報を集める習慣をつけましょう。
好きなWebサイトまたはInstagramの投稿を開き、自分の視線がどう動くかを矢印で追ってみましょう。
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